【音楽】吉川晃司、2メートル超のシンバルキックを3度　還暦とは思えぬ身体能力見せつけた

歌手で俳優、吉川晃司（59）が9日、ロックの聖地、東京・日本武道館で40周年ツアーの最終日を迎えた。

1万人が総立ちで声援を送る中、「TARZAN」でスタート。「You　Gotta　Chance」「LA　VIE　EN　ROSE」などヒット曲を畳みかけ、ギタリスト、布袋寅泰（63）とのユニット、COMPLEXの名曲「恋をとめないで」も披露した。

武道館公演はCOMPLEX時代の4回も含めて計39回目。〝ホームグラウンド〟をエネルギッシュに駆け巡り、2メートルを超える高さのシンバルを蹴り上げるお約束のパフォーマンスを3度も決めるなど、8月に還暦を迎えるとは思えない身体能力でも沸かせた。

節目の公演とあってMCも冗舌だった。「ついにファイナルがやってまいりました」とあいさつし、「全国26本目、食中毒（感染性胃腸炎）で2本延期になってますが、全て満員御礼です。肋骨（ろっこつ）を骨折してもコンサートをやったけど、食中毒は無理。いくら頑張っても内臓は鍛えられない」と笑わせた。

初めて訪れた観客には「曲を知ってるとか知らないとかは関係ない。俺と同じ動きをすればいい。踊ってなんぼ。還暦ですから子供に帰ります」とあおり、

「70歳、80歳になっても踊り続けられるように頑張ります。くたばるまでに武道館公演100本行くぞー！　あと60本超えなきゃいけないけど」とユーモアたっぷりに約束。2時間半にわたり全22曲を熱唱した。

感染性胃腸炎で延期した1月18日の福岡サンパレスホテル＆ホール公演は5月1日、1月19日の熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール公演は5月2日に振り替え開催が決定。延期2公演も含め、24都市26公演で7万人を動員し、10年後の50周年へ歩みを進めた。