『ドラゴンボール』連載開始の「週刊少年ジャンプ」破格の金額で落札 漫画雑誌は今後も高騰傾向?
■伝説の「ジャンプ」が驚きの380万円に!
3月7日に実施された「まんだらけオークション」に、ほぼ読まれた形跡がない新品状態の「週刊少年ジャンプ」1984年第51号が出品され、380万円で落札された。
鳥山明の『ドラゴンボール』の連載が始まった記念碑的な号で、世界中に探し求める人が多い。オークション開始価格は50万円からだったが、7倍以上の価格で落札されたことになる。
これまで、雑誌のコレクターと言えば、単行本化されていない漫画を読んだり、雑誌と単行本の違いを見比べるなどの目的で集める人が多かった。
例えば、手塚治虫の『ブラック・ジャック』は単行本にまったく収録されていない話があることで有名で、掲載号は10万円前後で取引されることも珍しくない。
そんななか、近年増加しているのが、名作とされる漫画が表紙を飾った雑誌のコレクターである。『キン肉マン』『ジョジョの奇妙な冒険』『聖闘士星矢』などの新連載号は軒並み高値である。
そんなブームの火付け役が『ドラゴンボール』であることは間違いない。純粋に鳥山の絵が魅力的であり、表紙を見ているだけでワクワクしてしまうためだ。
特に1980~90年代の「ジャンプ」は人気だ。当時、小学生だった世代が大人になり、金銭的に余裕が出てきたことも背景にあるかもしれない。雑誌の魅力は、単行本では読めないカラーページや特集記事が収録され、特有の紙質やインクの匂いを堪能できる点だ。
そして、発売日に書店で手にした時の興奮を追体験できるため、たまらないのである。
さて、「ジャンプ」の1984年第51号の定価は170円で、数百万部が発行された。全国のどこの書店にも並んでいた、ごくごくありふれた雑誌であった。
しかし、漫画雑誌は読み捨てられることがほとんどであり、現存数が少ない。ましてやきれいな状態のものは極めて貴重であり、今回出品された一冊はまさに奇跡的な逸品といえるだろう。
■漫画雑誌のコレクターが増加する可能性
とはいえ、限定品でもなんでもない雑誌が380万円とは、驚異的な値段である。100万円を超える漫画の単行本は手塚治虫の『新寳島』や藤子不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』などいくつかあるが、筆者は漫画雑誌がここまで高騰した例を知らない。トキワ荘の歴史を語る上で欠かせない「漫画少年」だって、100万円は超えないのである。
改めて、黄金時代の「ジャンプ」と『ドラゴンボール』がもつ凄まじいパワーを感じずにはいられない。
そして、今回のオークションの盛り上がりは、「漫画雑誌の表紙を楽しむ」「人気作品の新連載号を集める」という新しい楽しみ方がコレクターの間で確立された出来事と言っていい。
漫画雑誌の発行部数は年々下落しているが、今後、古書の世界では雑誌のコレクターが増加することは間違いなく、市場が活性化するのではないかと筆者はみている。
言うまでもなく、コレクターにとっては電子書籍などのデジタルで所有するよりも、紙に印刷された実物があるほうが嬉しいからである。
俺はスラムダンク前の「赤が好き」載ったジャンプあるかも
あってもお前らのはページパリパリになってそう
鳥山明ファンだからだと思うけど、じゃあ何故売った(笑)
そんなの持ってる年齢、というところからして終活とか
さすがに雑誌まるごととっておく家庭は少ないと思うぞ
連載開始はもう40年以上前だからね
今10代20代の奴は今のうちに買って保管しとけば老後の生活の足しになりそう
理由で出品されてたのを見た覚えがある
購入者は直に取りに来たようだった
このスラダンの特製カレンダー付きのジャンプをヤフオクで1000円くらいで買った
セル対悟飯の頃だから500万部くらい出てたとはいえ、今だと1500円くらいにはならないだろうか
一番ジャンプに熱中していた頃だw
そうだ170円だったなあw
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